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英語が学校で苦手になる原因

  • 執筆者の写真: 独習塾ALGO 代表
    独習塾ALGO 代表
  • 2023年9月7日
  • 読了時間: 3分
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中学「英語」 話す力や書く力に課題 全国学力テスト 結果公表への所感



英語に課題があるとして報道されたこのニュースにおいて注目することは、「オンラインで実施されたこと」「スピーキングテストが導入されたこと」

スピーキングテストは5問出され、そのうち平均正答率が4.2%の問題があった。

(以下上記HP:NHKより抜粋)

動物園で留学生を案内する場面を想定し、相手の英語を聞き取った上で解答時間内に英語で答えたり質問したりする問題が4問出題されました。

このうち、看板に日本語で書かれたゾウの誕生日を英語に訳す問題の正答率は19%、園内でどこを回るかなど次の予定を伝える問題の正答率は9.4%、カンガルーが食べるものについて英語で質問する問題の正答率は13.4%、図鑑、クッキー、Tシャツの中から4歳の男の子へのお土産としてふさわしいものを選び、その理由を伝える問題の正答率は16.1%でした。

最後に環境問題についてのプレゼンテーションを聞き、それに対する自分の考えと理由を伝える問題が出題されました。具体的にはニュージーランドの留学生が「日本ではプラスチック製の袋を店で売るのをやめるべきだ」と発表したことに対して、自分の意見や理由を英語で伝えるという問題で、正答率は4.2%とすべての設問の中で、最も低くなりました。

(ここまでNHKより抜粋)


公立・私立中学の教科書や採用テキストを分析してきて思うことは、使用頻度を意識した表現を多く取り入れ自学する子にとっては教科書だけでも非常に力のつく内容になってきています。しかし小学校から英語を教科導入して、単語を完全に暗記させないままで良いという指導要領に従った結果、中学の英単語暗記必要量が莫大に増えて、英語嫌いにさせているのが現状です。そうしたことが文法事項にも該当しており、完全に暗記させる作業が中学低学年ほど負担が大きいので学校も対応しきれていないわけです。


3年前から小学校/中学校新課程での英語は次のように変化しました。

①小学校5年生から正式な科目として英語が導入されている。

②中学校から教師は英語による説明で授業を行うようになっている。

③小学校教科書の英単語は暗記事項ではない。

④中学の英文法事項は新課程以前は整然と文法事項に沿っていたが、新課程では低学年ほど複数の文法事項が入ったランダム感が否めない。

⑤対話や口語表現が中心でコミュニケーション重視している。

⑥教科書内の表現は長めの修飾句が多く、暗記しにくい。

⑦東京都では令和5年高校入試にスピーキングテストが導入された。


以上のことから今後の高校入試は次のことが言えます。

🔴オンラインで入試が実施される可能性が高いこと。

🔴スピーキングテストが全国標準になる可能性が高いこと。

推測が強くなりますが、外部試験利用の加点を導入する高校も増える可能性もあります。


こうした変化への対応方法は

🔹英語の授業が始まったら、5分でもいいから英語は毎日触れさせる。

🔹小学校から授業で習った都度、英単語は音読して暗記させる。

🔹文法事項を頭で整理しやすいように、項目ごとに整理してあげる。

🔹チャンク、修飾句を意識して、文構造を意識できるよう日本語との比較を手伝う。

🔹シンプルな短文暗記とサイトトランスレーションやスラッシュリーディングを身につけさせ同時通訳方式を推奨する。

🔹英検の級取得はモチベーション向上には役立つが、合格したことで低位級の単語を疎かにしがち、単語の完全暗記と体系的英文法の暗記を別途行う。

🔹文構造を品詞とその働きから分析できるようにする。つまり、必ずこうとしか読めないと確信できる力をつけさせる。

英語ができないままでは大学入試は困難を極めます。ぜひご相談ください。

 
 
 

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