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医学科地域枠注意点

  • 執筆者の写真: 独習塾ALGO 代表
    独習塾ALGO 代表
  • 2020年8月12日
  • 読了時間: 1分

医学科地域枠推薦は次第に拡大している。地方の医師確保は緊急の課題となっている。推薦試験は決して受かりやすい試験ではない。毎月20万円の奨学金が支給される地域枠、全国71大学で1学年1700人ほどが在籍している。地域枠の縛りは卒後9年、縛りに従わない場合には奨学金の一括返済、この金利も年10%程度と高い。しかしこのペナルティも歯止めにならないのであろう、新しい歯止めができる。

厚生労働省は、従事要件が課されている地域枠医師等について、離脱防止のため、都道府県の同意を得ずに専門研修を開始した者については、日本専門医機構の専門医認定を行わない方針を出した。認定する場合も、都道府県の了承を得ることを必須にする。

医師のキャリアは、通常 医学科卒→国試合格→研修医→専門医と経ていく。地域枠入試で入学したものは、卒後9年は地域に従事する約束がある。その9年間で自身の専門性を磨く。指導医の元で専門医の認定を取るため修行する。18歳の段階では、約束の意味が理解できてない場合が多いだろう。少しだけ受かりやすいという理由だけで選択すると、後悔する可能性がある。同じ推薦でも全国枠推薦を受験しておいた方が将来を縛りなく選択できることを理解したほうが良い。


 
 
 

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